サイト制作ポリシー

本サイトは、「Web標準を尊重しつつも、現実的なサイト作りを目指す」という制作ポリシーに基き、HTML 4.01 Transitional+CSS2 tableハイブリッド仕様で制作されています。また、「枯れた技術」に徹し、極力受け手に技術的負担を与えないよう配慮しております。

Web技術は日々急速な進歩を続けている訳ですが、実際のユーザー環境はとてもそれに追いついてはいません。家電感覚で10年前のマシンをそのまま、アプリのアップデートもなしに使っている恐ろしいユーザーさえ実在します。(ロングテール現象)
また、一時は事実上標準とされたInternet Explolerも急速にシェアを落としつつあり、Macintosh版では ver5.2で開発が止まっている事も無視できない事実です。
Buccaneerは、その様なユーザー環境をなおざりにして、原理主義的にWeb標準に盲従することは非現実的と考えます。

●幅広いユーザー環境で ほぼデザインが崩れず
●アクセシビリティも確保しつつ
●不必要な制作コストを省く

上記は企業サイトの開発において最も重視されるべきテーマですが、本サイトの仕様は、2006年2月現在、この3つのテーマを実現するために最も適した仕様としてご提案するモデルです。
一部HTML構文チェッカーの指摘を受ける記述はありますが、それは上記テーマを優先するために敢えて逸脱させた部分です。
table組みコンテナは非推奨とされていますが、CSSに「隣接するブロックの伸縮を連動させる機能」が無い以上、使わざるを得ないと考えます。また、NN/IE 4.xでの表示の乱れも止むを得ないものと考えています。

なお、Web標準のコンセプトは、簡単に言うと「情報をパーツ化して箱として積み上げ、状況によって箱の定義を変える」ということらしいのですが、DTPエキスパートでもあるBuccaneerとしては、正直賛同しかねる所があります。特に、リキッドデザインはいかがなものかと‥‥。
例えば紙媒体では、本文「30字詰」の場合と「80字詰」の場合で、『行間設定』が同じということはあり得ません。n字詰めの数に比例して、行間は広く設定しなくてはなりません。(Webで、行末から折り返す時、次の行を見失ったことありませんか?)
こういった『編集のセオリー』を無視したWebのルール(標準化偏重)は、本来その原稿が持っているパワーを十分に引出し切れているとは言えないでしょう。アートや表現からはおよそかけ離れたルールで、よく著者が怒らないものです。

本サイトは、画面上での『A4規格幅』、『一行40字弱』にこだわり、読みやすい編集に徹してみました。一見して外観的にはあまり代わり映えしないでしょうが、じっくり読んでいただき、その裏に隠されたあれこれの配慮をご賢察いただければ幸いです。

 
最終更新日: 18/08/22 23:11