初めての HP発注 2

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さて、ここで大問題です

原稿はどうしましょう (;´Д`)ノ   印刷物や、パワポで作って来た社内文書をそのまま載せればいいや〜とか思ってませんか?
実はWebの場合、印刷物に比べて、一画面あたりに載せられる情報量が相当に少ないんですねぇ。A4見開きの1/4位でしょうか。だから、画面に合わせて再編集しないとどうしようもありません。
また、社内文書をそのまま載せるなんてのはもっての外。Webは対外的な広報文書です。それも、全世界に向けた、誰に読まれるかわからないという‥‥。
用字・用語の統一はできてますか? 検索キーワードは適切な頻度で登場していますか? 内容に矛盾はありませんか? 品位は保ててますか? そして、敬語の間違いはありませんか?
そうなると、これはもう素人さんの出る幕じゃない事が分かりますね。ライターを手配しましょう。それも、編集に通じたライターを。貴社の業種に通じたライターだとなお良いでしょう。

Webの実相はテキスト

分かりやすくチャートで描いても、検索エンジンが対応してくれるのはテキストのみ。ブラウザの設定を『画像OFF』とされてしまえば、やっぱり表示はテキストのみ。音声ブラウザも、読めるのはテキストのみです。
難しい事をいうと、JISX 8341-3 [高齢者・障害者等配慮設計指針-情報通信における機器、 ソフトウェア及びサービス-第3部:ウェブコンテンツ]の規定に則ると、テキストだけで内容が把握できないとイケナイことになっています。
まぁそこまで堅く考えなくても、SEO(検索エンジン対策)の面からは、テキストが最強の要素である訳でして。どんどん色んな人に訪れて貰いたいと思うなら、主力はテキストの原則をお忘れなく。

写真原稿の真実

大抵のケータイにカメラが付いてます。デジカメがこれだけ身近になると、そしてブログがこれだけ普及すると、つい、写真なんてものは誰が撮ったものでも使える‥‥と思ってしまい勝ちですが、実はこれが大きな落とし穴。特に食品メカなどは、プロとアマの差は歴然です。

美味しそうなトマトの写真
素人だと、こう美味しそうには撮れない。
質感の再現は、ライティングと発色と構図が命。オークションでもあるまいし、素人の正面フラッシュ一発撮り写真で済むとは思わないでください。
同様に、人物写真もプロに任せたほうが無難。ほら、下から懐中電灯当てると、どんな善人でも怖い顔になっちゃうでしょ。人格表現上、ライティングは重要なんです。
そんな風に丁寧に撮った写真を、.jpgとかじゃなく、.psdや.tifといったキレイな(可逆圧縮の)データで渡しましょう。何だったら.crwのRAWデータでもいいですよ。
これを、コンテンツ毎・ページ毎にきちんと分類して渡してください。きちんと分類されたデータは仕分け作業のコストを省くだけでなく、ミスも防止。そしてさらに後日、サイトリニューアルの時に、アナタのこの上ない味方となってくれるはずです。

さぁ! これで準備が整いました

ここでやっとデザイナーの出番になる訳です。よく見かける「Webデザイン ○万円ポッキリ」という業者の広告は、ここからの作業を言ってるんですね〜。
ちなみに業者選びでは、安さにつられない様ご注意ください。費用の実体は人件費(時間計算)なんで、ちゃんとした業者はそんなに安くはありません。大体、印刷でやるのと同レベルでしょうか?(超アバウト)
この段階での作業は、デザイン+コーディングということで、いわゆる『ページアップ』作業ということになります。文字原稿と写真原稿、そして『ガイドライン』とサイト全体のデータ(リンクに必要)を渡してください。ガイドラインがしっかりしていれば、複数のデザインチームでの分業になっても大丈夫です。
そのガイドラインも、実作業を進めてる内に、次々不備が現れてきます。これはしょうがないこと (・∀・)  面倒ですが、その都度ガイドラインも修正しましょう。

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最終更新日: 06/06/22 17:31