初めての HP発注 3

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プロジェクト進行の極意

とにかく公開日を決めてしまいましょう。それを決めないうちは、もう全然前に進みませんから (゜д゜)
時間がある限りぐだぐだ考え続ける ―― それがクリエィターという人種です。
会社の創業記念日 ―― それらしいですね、それでOK。新卒採用のタイミングでも、新製品の発表タイミングでも、何だったら○月1日でも、もっともらしい口実があればそれで結構。
で、その公開日から逆算して、とても制作が間に合わないという場合は、段階的な公開という手もあります。(よくある「工事中」ってヤツですね) その場合は、まず会社案内みたいな基幹部分から始めてください。

ベータチェックは人海戦術で

Webを渡り歩いてて、「あれ? レイアウトが崩れてるな」と思ったサイトはありませんでしたか。特にCSSレイアウトが主流になってからは、けっこう頻繁に変なレイアウトに出くわします。
これは、Webコンテンツ最大の泣き所、「ブラウザ(環境)によって表示が異なる」現象のためです。特に本文組み部分は、フォントが変っただけでガラリと印象が変ってしまったりします。
そんな訳で、ベータチェックはできるだけ色々な環境で表示させてみなければならないのですが、業者側で用意できるのは、せいぜい代表的な5〜6種の環境。そんな訳で、ぜひ広く関係者に参加を呼びかけてください。表示エラーの状況説明(スクリーンショットと環境情報)があれば、対策は講じられます。(でも、ver4.xブラウザについてはご勘弁ください。そもそもの規格が違いますので)
そして、これが肝心なのですが、そうして集まった声や、諸々の赤字を、アナタの所で一本化してご指示ください。特に、用語事実関係のすり合わせは慎重に。外部から間違いを指摘されるのは、結構恥ずかしいことですから。
とは言っても、他のメディアに比べ、圧倒的に後修正が楽なメディアですから、過労で倒れない程度で結構ですが。

いよいよ公開 しかし‥‥

さて、ついに待望の公開日となりました。長かった戦い。万感胸に迫ります。
しかしこれは同時に、次なる更新への戦いの始まりでもあるのでした (-_-)
変更・修正・追加・削除・新企画‥‥etc.
各部署から、次々に要望が届けられます。これを可及的速やかにこなすことが、アナタへの次なる指令です。何しろアナタはHP構築の実績を作ってしまったのですから、もう逃げられません(笑) 諦めてどっぷり浸かってしまってください。
そこで重要なのが協力者グループ。ハード・ソフト共、有能な人材をキープしておきましょう。サイト構築の時のスタッフが良ければそれがベストですが、しっくり来ない様だったら、思い切ってスタッフを入替えた方がいいでしょう。
ここで頼りになるのが、コツコツまとめ続けてきた制作ガイドラインです。ガイドラインさえしっかりしていれば、スタッフ入替えはさほど難しくありません。(水準以下の人材を除く) そうでなくても、特に浮沈の激しいIT業界、いつまでも外注スタッフが固定できるとは思わない方がいいでしょう。
もし会社の了承が得られるなら、ディレクターやコーダーといったコアとなる人材は、ヘッドハンティングしてしまうと安心ですけどね〜。更新頻度が高くて、相応の仕事量があるようでしたら検討してみてください。

ということで、見事プロジェクトは軌道に乗りました。ぱちぱちぱち (・∀・)
しかし、ここに記したことは、総論に過ぎません。各論レベルでのWeb技術はどんどん進化し続けますし、標準そのものも次々変ります。その対応で、各社とも3年前後でリニューアルするケースが多いようですから、貴社も乗り遅れないよう、気を抜かずに情報収集を続けてくださいね〜。
では、ご健闘を。
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最終更新日: 06/06/22 17:43