枯れない60s ―― 洗練または熟成ということ

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斉藤氏の画は、ある意味ぶっきら棒かもしれない。
ただ花が「在」り、美しいと思う心がある。それを素描しているだけの様に見える。
しかしその潔さが、むしろ心地よい。
‥‥ なんて評ができるほどの目利きではございません (^_^;)スイマセン
でも、計算ずくのコマーシャル要素をすっぱり削ぎ取った、「一汁一菜」的な美意識に好感を持ったのは確か。
肩の力を抜くってのは、こういうことなのか〜と、改めて得心しました。
デザイナー 斉藤重雄氏。古くからの知人というか、先輩です。
2008.11.24
山の手線内 自転車事情
長いこと、何十年 (^_^;) も、主な都内の移動手段として電車・地下鉄を使い続けていると、脳内mapの距離感が鉄道基準になってしまうんですねぇ。
自転車だと、高田馬場→江戸川橋が僅か15分と気づいた時のショック。
私の脳内では「数十km離れた僻地」と認識されてたんですが‥‥。
そんな訳で、この所、あちこち走り回って脳内の東京mapを作り直しています。
で、自転車で走ってみると、「山の手」ってのはやっぱり山なんですね (^◇^;) 結構なアップ・ダウンがあります。特に裏道では、相当な急坂に出くわして立ち往生なんてことも。
googleマップの「地形」を使うとある程度は予想できますが、実際の所は走ってみないと分からないもんです。
今のところ学んだのは、
1. 川沿いの道は大体フラット
2. 行きが上りだと帰りは下りでラク (・∀・)
3. 主要幹線道の勾配は裏道よりなだらか
といった所です。
しかし、実際に走ってみると、山の手線内は意外に狭い。高田馬場の反対側にある秋葉原でさえ、電車とほぼ同じ時間で到着できました。
移動時間を「ドアtoドア」と規定すると、道路事情や駐車場事情といった制約を受ける車より早いケースも多々ありそう。
案外、都内最強の移動手段なのかも知れません。
電動アシスト付きだともっとイイかも。
2008.10.13
かな入力でブッ飛び ATOK2008
ボディコピーを書いている時というのは、頭の中を倍速・4倍速でセンテンスが流れていきます。これを文字として固定しようとすると、一番やりやすいのは手書き。しかし、普通はキーボードで漢字変換しながら書きますよね。
これが効率悪いと、せっかく思いついた文章も4倍速で忘却の彼方へ‥‥(^◇^;) そして、記憶に残った印象の強い「フレーズ」のみ並べて、「てにをは」調節で強引にセンテンスに構成し直すという情けないことに。
モノ書きの端くれとしてこれではイカンということで、ことえりもMSIMEもキッパリ捨てて、全面的にATOK2008に乗り換えました。
なんて快適なんだ‥‥(T.T) 思考の速度に追いつくではないか。
ローマ字入力派の人だと、ワンクッション入ってしまってそうでもないかも知れませんが、私はかな入力派なんで、実に気持ちよく文章が流れていきます。
「最近の若者は複雑な思考ができなくなったね〜」という現象も、意外とIMのせいなのかも‥‥なんてことまで考えてしまいました (^◇^;)
携帯のIMでブツ切れのフレーズの羅列しかしてないので、「AはBでなくCでもなくDに近いがEの要素も含む」などという、複雑微妙なセンテンスには発展させられないとかね。 まぁ、ホンの仮説ですけど。
2008.09.22
この際 良い物は イイ(・∀・) と認めましょう
画像を拡大表示するシステムは、それこそ星の数ほどもある訳ですが、私のイチ押しは何といっても Lightbox2。機能の絞り込みセンスといい、表示のさせ方、デザインといい、実に簡潔でクールだと思います。
ということで、仕込んでみました。サンプルなどお楽しみください。
(画像クリックで拡大)
2008.09.11
CRTを 正規のPCリサイクルで廃棄してみた
混乱と怒濤の20世紀DTPを共に切り拓いてきたCRTモニタ RD17G が、静かに余生を終えた。
長生きしたものである。長生きし過ぎてもうパーツ取りにも使えないだろうから、回収業者ではなく、メーカーの回収センターに戻すことにしたのだった ――。
三菱製モニタの回収センターは、情報機器リサイクルセンターという所。Web上から、フォームで申し込むことができます。
申し込んでみると、固有の「お問合せ番号」が発行され、中3日ほどで振込用紙が送られて来ました。ちなみに、このサイズのCRTモニタは4,200円(税込)。
で、料金を払い込むと、さらに中3日ほどで発送用の伝票が送られてきて‥‥
って (^_^;)オイ
なんと、申し込みから発送まで、休日を挟んで2週に渡るという、とてつもなく悠長なシステム(笑)
いけませんねぇ。
資源高の昨今、今や廃棄PCは「都市鉱山」とも称される鉱物資源・レアメタルの鉱脈なんだから、もっと本腰入れないと〜。
ついでに言うと、梱包だって余計なゴミを増やすだけなんでありますからして、ここはひとつ、回収ケース持参で物流業者が受け取りに来るってなシステムを考えてもらえないもんでしょうか。
CSRの看板にもなると思うんですが。
2008.07.18
久々の人柱 ―― ADCにまつわるドタバタの日々
いよいよCRTモニタの余命が残り少なくなってきたようです。しょうがない、主力は液晶モニタに替えて、CRTはどうしても必要な時だけ使うサブに回しましょう。
ということで、EIZOのS2431を購入。ところが、この選択が思いもよらぬドタバタ劇を呼び込んでしまうとは‥‥。

S2431 念入りにキャリブレーション中
私のG4Macには、ADCとD-SUBの二系統の出力があります。
ADC側に液晶、D-SUB側にCRTをつないで、デュアルモニタとしようと考えてたのですが、なんと、今手に入る秋葉館ブランドのADC-DVI変換ケーブルは、EIZOだけには対応してないんだそうで (^◇^;)アヒャ
D-SUBは液晶に回さざるを得ない。
※トリニティ製の変換ケーブルは使えるらしいです、が、すでに製造終了。
※ADC→DVI→D-SUBという連携もダメだとか。
そうなると、次の手段は「サインはVGA」ですね。Mac対応ドライバがベータ版ながら出てたはず。能力的にはかなり低スペックなものの、グラデの確認くらいには使えるでしょう。
ということで、USBに接続 (`・ω・´) シャキーン
‥‥ あ、フリーズした (T_T)
なんでも、Intel Macにしか対応してないそうです。ぁははははは‥‥ orz
EIZOでさえなけりゃ、なんてことは無かったんですけどね。
残る手段はグラボ交換か、PCI用グラボ追加の2枚差しか。気力が湧いたら、また挑戦してみますか。
まぁ、S2431はさすがに良く出来た子で、視野角も広いし、照明ムラも問題ないくらいまで抑えてるしで、思ってたほどの不都合も無い訳で。急がなくても イインダ (T-T)
2008.05.25
機動力補完計画 ―― ただし、晴れの日限定
ブラックホールともいうべきエリア ―― 事務所から半径5km圏。
〈5km圏Map〉
公共交通機関を使うと、結構な大回りをさせられます。歩くよりは早いけど。
早い話、都内の近距離連絡は、自転車が最速ということです。

ハンドルとペダルをたためば ホンの隙間に

ここまでたためば 店でも電車でも
いや、歩くのも決して嫌いではありませんが〜、「時間=コスト」な訳で、これもコストダウンのための真摯な努力ですね。(表向き)
で、「地球にやさしい」なんて、稟議のための方便も成立しますし。
ただし都内の場合、適当にその辺に駐めていようものなら、駐輪禁止で引張られるは、盗まれるは (^_^;)
だったら折りたたんで店なり部屋なりに持ち込んでしまえ〜 というフォールディング作戦を採ったのでした。
副次的に、電車に持ち込んだり、車に載せてったりという、商圏リサーチなんかでの卑怯な使い方も可能 (・∀・)
問題は、雨男だということで‥‥。
2008.04.15
そして、高田馬場ではアトム復活

上井草の「ガンダム像」に続き、4月9日、高田馬場ではアトムの壁画が復活しました。本当は「アトム壁画」じゃなくて、手塚キャラ総出演の「ガラスの地球を救え」というタイトルですが。
文化史跡っていうのは、自然発生ではなく、こうやってある種の意図を以って作られるんだなぁ と、今更ながら再認識。
しかしながら、これをビジネスチャンスに結び付けようとする動きは、今のところ無いのでした。まぁ、「メガ(百万)○○○」流行りの昨今、「十万馬力○○○」だと大盛り感に欠けるのは事実ですけどね〜。
2008.04.11
Leopard 試食―― で、DTP的オイシさは何処?
第一回目のバグフィックスが終わった様なので、OS10.5.1 Leopard、入れてみました〜。
ハードは、補助機に格下げとなったiBook G4/1.2GHz、メモリ768MB。
外付けHDDへのクリーンインストールです。
良く出来た移行アシスタントのおかげで、アプリのコピーも含め、環境の移行は、実に、申し訳ない程、楽チンでした。
心配だったのは「搭載メモリ不足」でしたが、意外にもFinderはサクサク動いてます。というか、元々の10.3 Pantherより動きが軽いぞ! 目玉の新機能、Cover Flowもそこそこ実用速度で動いてます。コレハイケルカ?
DTP的には、他に使えそうな新機能としては、Spot LightとTime Machineでしょうか。
Spot Lightは、これまでの「検索」に比べると、ケタ違いの爆速です。文書内容まで全部検索できるので、ウロ憶えの古い書類や、変なファイルネームのせいで行方不明になっている書類をあっさり見付けてくれます。賢い賢い。
Time Machineは、「小まめにセーブ」が習性になっているDTPユーザーにはそれほど意味を持たないかもしれません。が。まぁ、イザという時心強いですね。
しかしっ! 良かったのはそこまででした〜。
G4マシンでも、やっぱりClassicは起動しません。
たとえ月に一回/年に一回でも、OS9アプリを起動する必要のあるDTPユーザーには致命傷。完全移行は諦めて、手元のG4Macを大事に維持しましょう。
というより、現在G4/OS9環境のみで仕事しているDTPユーザー(Illustrator8/OCF)にとっては、曲がりなりにも旧資産を継承できてたTigerと違って、Leopardへの移行は全く何の意味も無くなったということです。
フォントからアプリから全取っ替えですからね。下手すると、スキャナやプリンタといった周辺機器まで全取っ替えです。
ソレダッタラ、Windowsニ転向シタ方ガ安上リナンジャナイダロウカ?
今だったら、まだWindows xpも手に入ります。
まして、Mac ProとMac Miniの中間にあるべきミドルレンジ機の不在。
なんかもう、MacなんてDTPで使う意味ネェ〜 と思いませんか?
私しゃ思った (^_^;)
2008.01.17